2017年9月19日火曜日

こころころころ
ごあいさつ

初めまして、臨床心理士の吉村順子です。2011年の12月から月に一度、職員サポートの仕事を担当しています。普段は、横浜の小さな大学で心理学を教えています。

2010年の8月、大学からお願いした博物館の実習生受け入れへの挨拶で須賀川を初訪問しました。歴史を感じさせる小路と豊かな自然が町の中心部にあることに心が動かされました。3.11の震災のあと、須賀川がどのようになっているかとても気になっていました。その後偶然、知人の紹介で岩瀬病院に通わせていただくことになりました。不思議な縁を感じます。

ここでの面接から、震災のあと復興や新しい暮らし方の模索に奮闘される方々の存在に気づきました。もっと被害が多かったところもあるからと、荷の重い業務をこなして、自らを追い込んでいった方や、さして変わらぬ日常ながら子どもたちが漠然とした不安から不登校になっていった例を知ることになりました。多くの場合、ご家族の協力が得られて軽快していかれたのはうれしいことです。

心の問題は、だれかに話を聞いてもらうと、別の角度からの見方を取り入れることができたり、過度に自分を責めることから解放されたりします。ですから、おしゃべりは何よりの心の薬なのでしょうね。

自分や友人、家族のこころをやさしくなでてあげられるような情報や知識を書いていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。